瀧落菅攪

沖縄文化芸能発信協会

2011年11月13日 16:35


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瀧落之曲発祥地
 [たきおちのきょくはっしょうち] 
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場所 静岡県伊豆市大平

コメント 国道136号(下田街道)を 修善寺インターから南に2.5km。
大平の集落に入ると 龍泉寺という寺に入る道路があり,さらに 100m先を西に入り,300mほど先の一番奥に,大平神社がある。神社の横手の沢を少し上流側に移動すると,「功徳山瀧源寺跡・瀧落之曲発祥地」と刻まれた大きな石碑がある。
「瀧落之曲」は尺八の名曲の一つで,本碑の200~300m上流にある“旭滝”をモチーフとして,この地で作曲されたとされている。
(参考 : 「瀧落之曲」の演奏は YOUTUBE の「琴古流 瀧落の曲」などとして公開されている。)

大平神社に通じる狭い通路には,旭滝と「瀧落之曲」についての説明が書かれている。

    旭滝
 全長一〇五メートルで,六段に折落しており真東を向いていることから,この名がつけられたという。
 ここは以前,功徳山瀧源寺という伊豆では唯一の普化宗寺院があったが,明治初年に廃宗となり,同寺の本尊・木彫十一面観音菩薩立像と木彫不動明王坐像の二体は県指定文化財となり北条幻庵の菩提寺である金龍院に安置されている。
 また,尺八の名曲「滝落ちの曲」はこの滝から生れたといわれている。
       平成四年 修善寺町 (現 伊豆市)


撮影日 2010年1月
碑文 虚無僧史蹟
  功徳山
    瀧源寺跡
  瀧落之曲
    発祥地

    主催  修善寺町
        修善寺観光協会
        修善寺町大平区
        瀧落の曲保存会
    協賛  虚無僧研究会
        名案虚山坊同友会

        由緒
 この地は 北条早雲の第三子 幻庵宗哲公(1493~1589)の時代から尺八にゆかりの深い土地でありましたが,さらに功徳山瀧源寺という虚無僧寺が開創されて多くの虚無僧たちが修行のために出入りするようなりました いま残っている尺八の名曲「滝落」もここで作曲されたといわれています
 この碑は 当地の由緒ある虚無僧史蹟を長く保存するために 全国の尺八道人の協賛を仰いで建立したものであります
        修善寺町


 
 瀧落之曲発祥地 碑
 


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